高校関東大会結果

お久しぶりです。青木です。

今年の関東大会県予選もドラマチックな熱闘が繰り広げられました。

我がチームは残念ながら3回戦敗退でしたが、結局3位で関東行の切符を手にした桐光学園に食い下がり、「闘いの輪には加われた」と自負しています。

以下、戦績と戦評を記します。

【1回戦】浅野 29(18-2/11-10)12 茅ケ崎北陵

春休みに蓄えた力を見せつけるべく臨んだ初戦の前半、守っては失点2、そして速攻を中心に18得点とその目的を達成しました。 後半は、この春最も成長した選手の一人であるK選手を投入し、練習してきた「ちょっとツライ時に相手を攪乱してチェンジ・ペースを図る戦術」の試し切りとしたのですが、 そもそも「攻守に順調で困っていない」ことと「K選手が舞い上がって暴走し、相手を攪乱するはずが自ら混乱してしまう」ということで、後半はドタバタしただけで終わってしまいました。

【2回戦】浅野 20(9-6/11-10)16 生田東

昨夏のインターハイ予選、秋の新人戦でも対戦し、「なかなか侮れない相手」と覚悟して臨みました。 前回同様、「リードするもののぶっちぎれない展開」でしたが、粘り強く守り、安全なリードを保ちながら試合終了の笛を聞きました。

【3回戦】桐光学園 27(16-14/11-8)22 浅野

2月の第3シードを賭した県選手権ブロック決勝の再戦となりました。3月に組み合わせが決まってから「この日」に賭けていたのですが、1週間前の練習で「高三のGKが手指を骨折する」というアクシデントに見舞われました。 トレーナーによる渾身の処置により「がっちりテーピングしてスタンバイ」しましたが、スタートは最近成長著しい二年生GKに託しました。 そしてゲーム開始、両チームともクイックスタートを駆使したアップテンポな展開を身上とするだけあって目まぐるしい往復の連続となりましたが、 打力で勝る桐光学園のシュートに二年生GKが全く合わず、浅野攻撃陣も弱気になったところで一気に持っていかれ2-9とされ、たまらずタイムアウトを請求しました。 「GKが慣れるまで我慢。じわじわ追いかけて後半にひっくり返せればOK」として選手を送り出しました。 予想通り、二年生GKも好守を見せるようになり一転して得意の「守って速攻」の流れに持っていくことができ、(これは予想外に)前半の内に11-10(即ちタイムアウト後9-1)の逆転に成功しました。 今度は桐光学園がタイムアウトを請求し立て直しを図りましたが、ここが最大の悩みどころでした。 相手が、戦術上の「動き」があるときに、さらに先手を取って「こっちも変えちゃう」ことはよくあるのですが、9-1で絶好調のところを「変える勇気」がありませんでした。 前半終了のスコアが14-16、つまりタイムアウト後は得点3の失点6であったことを考えると、勝負師としてまだまだなんだなと反省しています。 後半浅野はスタートから三年生GKが登場して、次なるビッグウェーブが来るよう布陣を固めました。 かたや桐光学園も後半の早いうちからGKを代え反撃の芽を摘む態勢で、ゲームは前半の「激しい点の取り合い」から「手に汗握る1点の取り合い」になりました。 浅野GKが美守を連発し、速攻に持ち込み、「これを決めればまた波に乗れる」という雰囲気満々だったのですが…都合6発のノーマークシュートを桐光学園GKに阻まれ、残り3分4点差、 最後の抵抗もかわされ5点差で敗退しました。