高校ハンドボール部 3年越し9大会連続ベスト8以上をキープ!

ご無沙汰しています。青木です。
高校ハンドボール部の戦績をご報告します。

6月に発足した新チームですが、その平均身長の著しい低さ!から、コンセプト、キーワードは「機動力」を掲げることにしました。
6月時点では、お馴染み横浜創英との練習試合でも「全く歯が立たない」状況でしたが、粘り強く取り組んで、市民大会ではベスト4長浜大会では前年同様の5位(34チーム中)と徐々に力をつけていきました。

9月に入り、新人戦のシードを決める横浜地区秋季大会は、[2回戦]22-17柏陽[3回戦]45-9上矢部[準々決勝]32-10鶴見と順調に勝ち進みました。
いよいよ[準決勝]横浜創英との戦いに挑みましたが、16-21で完敗、続いて行われた[3位決定戦]でも、3年越し7連勝中の慶應義塾に17-19でついに競り負け、シードの末席はゲットしたものの、うなだれて笑顔なしの終戦でした。

10月の初旬に新人戦の組み合わせが決まりました。
県ベスト8を決める[ブロック決勝]の相手は、またも横浜創英!となり、以降、その一戦だけをターゲットに練習に取り組みました。

11月、新人戦スタート。序盤は[2回戦]23-11厚木北[3回戦]19-12旭と手堅く勝利し、いよいよ創英との再戦です。
ゲーム開始から、チャレンジャー浅野の積極性と受けて立つ創英の固さのコントラストがはっきりとした展開で、前半は9-6でリード。
ところが後半開始と同時に、創英も意地と脚力をみせて、あっという間に同点。その後は一進一退の攻防が続きましたが、果敢なプレーで退場を誘い、攻め手を増やしたことで大事な終盤でも策が尽きることなく、セットプレーからサイドシュート2発を落ち着いて決めて17-14で勝利しました
続いて[決勝トーナメント1回戦=準々決勝]は桐光学園との対戦でした。
それなりに対策を練ってのスタートでしたが、浅野の4-2DFに対して、バックプレーヤーが「長く持って歩数を使って」の攻撃に対応しきれずにリードされ、慌てて追うほどに桐光GKに阻まれるという展開で、前半は屈辱を通り越して笑ってしまう2-12
「10点リードで気が緩んでくれることを祈って、前半のことは忘れて開き直っていこう」という作戦で、後半は11-12と少しは何とかしたものの、13-24の完敗でした。

また、県ベスト8に入ったことで年始恒例の「春の選抜を賭けた戦い」加わることができました。初戦は湘南工大です。6月に高三がコテンパンにやられた相手ですので、「一泡吹かせてやろう」と画策します。

ご指導ご声援のほど、よろしくお願いします。

県ベスト8を目指して

5月24日、高校生の応援に行って参りました。

場所は上溝南高校。この数年おなじみの場所でしょうか。橋本駅または海老名駅から相模線を利用、番田駅が最寄りです。

さて、先週22日金曜日まで考査期間中だったようで、23日土曜日の試合では体が起きるまで6点先取されていきなり0対6だったとか。まあ試合後にはいろいろあったようですが…

 

そして続く24日もダブルヘッダーです。2つとも勝つとベスト8となり、関東大会出場校との対戦が待っています。高校三年生にとっては最後の大会なので、負ければ即引退。気合いが入ります。

 

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1試合目が始まります。対戦相手は横浜商大です。勝てばベスト16です。

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顧問の先生方は自信を持って送り出します。

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途中、16対15の1点差まで追いつかれましたが、我慢をして相手が退場を繰り返したところを引き離し、27対18で勝ちました。

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2試合目、相手は普段から練習試合をしているという横浜創英です。2試合目の浅野は白のユニフォームでした。

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ディフェンスでは、ロングシュートを何度もブロック。19番が1年生ながらよく守っていました。キーパーも1試合目2試合目とも、よく当たっていました。ナイスキーパー!

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応援も最後まで声をよく出していました。プレイヤーの力になっていたことでしょう。親御さんらも応援に駆けつけていました。

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試合終了。

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この試合も16対15の1点差まで追いつかれましたが、その後をなんとかしのいで18対15で勝利。ドキドキの試合展開でした。勝ててヨカッタ。

 

というわけで、神奈川県ベスト8になりました。素晴らしい!

 

次の試合は6月14日(日)、法政二高体育館でベスト4をかけて関東大会出場校と戦います。相手は湘南工大付属高校、14時試合開始予定。強敵です。

試合会場で応援すれば、きっとプレイヤーの力になることでしょう。

 

そして、14日、20日の2試合に勝つと、21日は浅野高校の新体育館で決勝となります。そこまでぜひがんばって欲しい!

 

日程や時間など詳細はこちらからご覧いただけます。

神奈川県協会 高校総体予選のページ

※左下のタブでページを選べます。(組合せ、日程、試合結果、役員)

 

【高校】4.5月の試合結果【関東・インハイ】

遅くなりましたが、高校ハンドボール部の4.5月の試合結果を報告します。

4月 関東大会県予選

【2回戦】浅野34(21-1/13-9)10鎌倉学園

「勢い」が重視される本大会の大事な初戦は、「がっちり守って速攻で決める」というゲームプラン通りで序盤で大勢を決めました。特に前半の失点1は秀逸でした。

【3回戦】浅野33(17-7/16-11)18麻溝台

昨年のインターハイ予選で負けた相手で、言わば先輩の敵討ちです。開始15分8-6あたりで「的が絞れてきた」ところで一気に加速し、前半の残り時間を9-1にまとめ、後半も大崩れすることなく乗り切りました。

【ブロック決勝】浅野14(8-8/6-5)13慶應義塾

今期3度目の対決。力のある相手だが過去2回は完勝しているので…という発想そのものがまずかった。勝てると思えば思うほど慎重になり過ぎてチャレンジせず、故にロースコア。しかも慶應名物の気迫のキーピングでシュートが入らず、より消極的に…という「負けパターン」でした。後半もリードを許して苦しい展開でしたが、浅野GKの美守連発で慶應が萎えたところを追いつき逆転したあとは、残り時間を上手に使い逃げ切りました。

【決勝トーナメント1回戦】横浜創学館35(23-9/12-8)17浅野

2年ぶりの今大会決勝トーナメント初戦の相手は、3月に行われた全国選抜大会ベスト4の創学館でした。布陣は1.5軍といったところで「噛みつきたい」ところでしたが、こちらの底が割れだすと、徐々にシンプルな戦法での失点が止まらなくなり勝負が決まってしまいました。

【敗者戦】湘南工大附26(13-11/13-11)22浅野

冬の練習試合でも互角でした。関東の切符を賭けるにふさわしい対決と言えます。両チームともオーソドックスかつスピードを身上とするスタイルでぶつかり合いました。組織戦術では互角で、加えて個人の技量が問われる展開となり、浅野のバックプレーヤー陣も前半からかつてないほどに「打って出た」のですが再三ゴールポストを叩く不運。前半を2点ビハインドで終えました。試合が動いたのは後半で、湘南工大2年生エースにロングシュート3連打を喰らい、さらにリードを広げられました。そこは修正したものの、当然次はライン際やサイドのDFが甘くなり…と常に後手に回ってしまい、リードを覆す手立てが打てませんでした。好勝負ではあったもののいささか大味だったか、と指揮官としての反省が多く選手には申し訳なく思いました。

最終順位(関東大会出場校)①横浜創学館②法政二③横浜南陵④川和⑤湘南工大附

5月 インターハイ県予選

【2回戦】浅野37(16-8/21-12)20市が尾

大目標である「関東出場」を逃してから10日余りで今度は「引退をかけた戦い」に臨まなければならないという厳しいスケジュールでしたが、初戦を乗り越えました。

【3回戦】浅野27(15-5/12-12)17茅ケ崎北陵

前戦に続く連戦となりましたが、前日の反省を踏まえて失点を最小限に抑えて勝利しました。

【ブロック準決勝】浅野23(13-9/10-10)19慶應義塾

因縁なのか何なのか、3度目の対決を制して1か月も経たないうちに4度目の対決となりました。力量的には「4回もやれば1回くらい負けそうな相手」なのですが、「ここで負けるのは嫌」なのは言うまでもありません。前回の反省を基に「慎重に」「大事に」はNGとしました。選手たちは、描いたゲームプランに則り「堅守から果敢な速攻」という「得意分野」に相手を引きずり込み、スタートで6-1、前半で13-9と成功しました。後半1点差に詰め寄られる場面もありましたが、この春の間練習してきた「困ったときに組織で打開。個人で打開」の使い分けが効いて、前回の辛勝を今回は完勝とすることができました。

【ブロック決勝】浅野23(11-12/12-10)22荏田

個々の戦力で勝っていても、理詰めの戦術と監督の引き出しの多さで「いつもいいところでやられてしまう荏田」が相手でした。荏田と戦うにあたっては「周到な分析と事前準備が必要」なのは言うまでもないのですが、今回は試験前で十分な時間がないのと、季節の変わり目にダブルヘッダーなので暑さ対策も必要であったわけで、結論として「暑さ対策」のみに絞っての臨戦でした。果たしてゲーム展開はというと、詳しい内容は書けませんが、はっきり言って「まんまと荏田ペースに」「ちゃんとやればやろうとするほどますます荏田ペースに」というまずい展開で前半1点負けでした。後半も主導権は変わらず4点差をつけられたときは「万事休す」の感がありましたが、そこからキープレーヤーに手厚くする浅野の変則DFに「荏田の脚が衰え始め」、「耐暑訓練をしてきた浅野の脚が勝る」場面が増えてきて、ついには同点、そして逆転に成功しました。荏田もその後、変則DFシフトで抵抗してきましたが、「シンプル技で打開」に成功して何とか勝利を収めることができました。

この結果、一昨年に続き「年間通じて県ベスト8以上」を達成することができました。

次回は6/8㈰@西湘地区体育センター 【決勝リーグ進出決定戦】創学館-桐光/法政二-浅野/南陵-湘南学園/川和-湘南工大 これに勝つと、6/14㈯@西湘、6/15㈰@法政二、6/21㈯@とどろきアリーナ(サブ)で 【決勝リーグ戦】です。上位2校が地元・神奈川県で開催されるインターハイに出場します。

高校新人戦 8年ぶりに4強!!

県高校新人大会が終了しました。その結果をご報告します。

 

横浜地区秋季大会で獲得したシードにより2回戦から出場し、鶴嶺高校(11/3)、川崎北高校(11/9)を危なげなく退けて、ブロック決勝、つまりベスト8を賭けた年間前半で最も重要な試合に駒を進めました。

それまでの闘いで「出だしでもたつく」があったのですが、慶応高校との再戦(11/10)では開始10分で8-2という抜群のスタートを見せてくれました。その後、「7分間無得点でじわじわと追い上げられる」という苦しみを味わったものの、終始リードして24-16で勝利しました。

続いて生田高校とベスト4を賭けた試合(11/16)も10分で8-2という全く同じ展開で、相手のチームタイムアウト後も動じずに前半で16-9としました。後半チェンジペース狙いでDFシステムを変えてきても慌てずに対応し、並行カウントをキープして27-19で終了の笛を聞きました。

勝つたびに進化して、今大会の目標「ベスト4」を達成したというところでしょうか。

翌11/17、「4強=別世界」の闘いに突入したわけですが、準決勝では、法政二のスピード・パワー・運動量に順応する前に、あっという間に2-10とされ、結果前半7-20、終了時19-35という大敗を喫しました。

3位決定戦では30分ハーフという条件下で、戦術面・脚力・メンタル…などなどが川和よりも色々ちょっとずつ劣っていて、「故に総合力では結構差があった。25-35というスコアがそれを証明している」と感じました。

 

ベスト4という目標を確実に達成したのは高評価であるが、目標以上のことができちゃうラッキーはこの厳しい世界には存在しないので、「4強の闘いで勝つ」にハードルを上げて、負けても成長するチームでありたいと思いました。

横浜地区秋季大会結果

 

9/22に行われた横浜地区秋季大会の結果を報告します。

【3回戦】 川和 23(12-10/11-10)20 浅野 / 横浜南陵 23(10-8/13-5)13 慶應義塾

【4位決定戦】 浅野 19(11-5/8-5)10 慶應義塾

【準決勝】 川和 23(12-12/11-8)20 横浜南陵

【決勝】 創学館 対 川和 (実施日未定)

県新人大会のシード獲得校(横浜地区)

第1シード 横浜創学館

第4シード 川和 横浜南陵 浅野

第5シード 慶應義塾 荏田

第2.3シードは川崎地区 第4シードにもう1校湘南地区から 第5シードにもう1校県央地区から

ざっとこんな感じです。残念ながら今年関東大会に出場した主力を有する川和高校を倒すという目標は達成できませんでしたが、新人戦のシードという意味では「川和・南陵と同格」ということになりました。

詳しい試合内容は書けませんが、川和戦の敗戦ビデオは「反省材料という宝の山」であり、これから新人戦に向けて繰り返し見て、チーム強化に取り組みたいです。

良かった点は、川和戦に負けてテンション下がりがちなところを、切り替えて「失点を最小限に抑えたこと」と、台風18号により大会日程がスライドして、翌23日も「安田学園と終日練習試合」というキツイ日程だったのですが、頑張り抜いて、「やればやるほどスコアを伸ばして勝ったこと」ですね。

 

台風18号 凄かったですね…

OBの皆さまはご無事でしょうか…。

学校は15.16日と文化祭でした。

15日は奇跡的に開催できたものの、さすがに16日はアウトでした。

学校の建物・施設は「さすがセメントをふんだんに使っている」のでびくともしませんでした。

さて、前回投稿の「横浜地区秋季大会 決勝トーナメント」の日程も台風により変更になりました。

平成25年9月22日㈰@横浜創英高等学校

8:30~【3回戦】 対 川和 勝てば新人戦のベスト8シード確定

12:00~川和に勝ちなら【創学館への挑戦権を賭けて】 対 南陵―慶應の勝ち

     川和に負けなら【新人戦8シードを賭けて】 対 南陵―慶應の負け

応援よろしくお願いします。

 

横浜地区秋季大会途中経過(9/8分)

青木です。

9/8@横浜創英高校
【決勝トーナメント1回戦】
浅野30-19瀬谷西
【同2回戦】
浅野43-18市立南

いろいろともたつく場面も多かったのですが、勝利しました。

次戦は9/15@横浜創英高校
9:00 対 川和高校 です。

やっぱり『文化祭よりハンドボール!』です。

高校の部 今夏の活動報告

【横浜市民大会】
例年通りA,Bで出場。今年は両チームが予選リーグを通過。決勝トーナメントはAが創学館(但しインハイ出場の主力組を欠いたチーム構成)に勝ったものの、続く南稜Bに敗退。Bは希望ヶ丘Bを下したが川和Aに敗れました。期末テスト明け間もないことを考慮すれば『まあまあ』な成績でしょうか。
【校内合宿】
例年と違い短い日程でしたが、朝練習、午前練習、午後の対OBに加えて、夜は矢吹トレーナーのトレーニングという充実したメニューで行いました。毎夏、現役生にとって『壁』である私(青木)の3つ上の宮川先輩(GK)とご同期の平川先輩も登場しました。20数年振り!?なので感激しました。若手OBもありがとうございました。
【恒例の横須賀学院】
今年もお誘いいただき参戦しました。戦績は書けませんが、『ライバルはやはり横浜にいる!』ということです。
【校外合宿 長浜ドーム大会】
今年のサプライズとして、校内合宿が小規模なので、その穴埋めとして参加しました。初参加で勝手の分からないことが多かったのですが、『故に皆で気を利かせ協力しあって』を合い言葉に臨みました。結果、Aチームは予選リーグ5試合、決勝リーグ4試合を全勝し優勝、BチームはBチームリーグ戦7勝2敗で2位の好成績を残すことができました。何よりも、酷暑の中、8/9湘南学園、10,11横須賀学院2日間、続けざまに12~15長浜ドーム大会という『7日間連続の強行日程』で、浅野高校らしい『走るハンドボール』をやり通せたのが高評価です。
【横浜地区秋季大会 予選ブロック】
長浜ドーム大会後、5日の調整期間を経て臨みました。一回戦、瀬谷高校を32-11で下し、二回戦はお馴染み希望ヶ丘高校。こちらも28-11で退けて無事に決勝トーナメントに駒を進めました。

高校関東大会結果

お久しぶりです。青木です。

今年の関東大会県予選もドラマチックな熱闘が繰り広げられました。

我がチームは残念ながら3回戦敗退でしたが、結局3位で関東行の切符を手にした桐光学園に食い下がり、「闘いの輪には加われた」と自負しています。

以下、戦績と戦評を記します。

【1回戦】浅野 29(18-2/11-10)12 茅ケ崎北陵

春休みに蓄えた力を見せつけるべく臨んだ初戦の前半、守っては失点2、そして速攻を中心に18得点とその目的を達成しました。 後半は、この春最も成長した選手の一人であるK選手を投入し、練習してきた「ちょっとツライ時に相手を攪乱してチェンジ・ペースを図る戦術」の試し切りとしたのですが、 そもそも「攻守に順調で困っていない」ことと「K選手が舞い上がって暴走し、相手を攪乱するはずが自ら混乱してしまう」ということで、後半はドタバタしただけで終わってしまいました。

【2回戦】浅野 20(9-6/11-10)16 生田東

昨夏のインターハイ予選、秋の新人戦でも対戦し、「なかなか侮れない相手」と覚悟して臨みました。 前回同様、「リードするもののぶっちぎれない展開」でしたが、粘り強く守り、安全なリードを保ちながら試合終了の笛を聞きました。

【3回戦】桐光学園 27(16-14/11-8)22 浅野

2月の第3シードを賭した県選手権ブロック決勝の再戦となりました。3月に組み合わせが決まってから「この日」に賭けていたのですが、1週間前の練習で「高三のGKが手指を骨折する」というアクシデントに見舞われました。 トレーナーによる渾身の処置により「がっちりテーピングしてスタンバイ」しましたが、スタートは最近成長著しい二年生GKに託しました。 そしてゲーム開始、両チームともクイックスタートを駆使したアップテンポな展開を身上とするだけあって目まぐるしい往復の連続となりましたが、 打力で勝る桐光学園のシュートに二年生GKが全く合わず、浅野攻撃陣も弱気になったところで一気に持っていかれ2-9とされ、たまらずタイムアウトを請求しました。 「GKが慣れるまで我慢。じわじわ追いかけて後半にひっくり返せればOK」として選手を送り出しました。 予想通り、二年生GKも好守を見せるようになり一転して得意の「守って速攻」の流れに持っていくことができ、(これは予想外に)前半の内に11-10(即ちタイムアウト後9-1)の逆転に成功しました。 今度は桐光学園がタイムアウトを請求し立て直しを図りましたが、ここが最大の悩みどころでした。 相手が、戦術上の「動き」があるときに、さらに先手を取って「こっちも変えちゃう」ことはよくあるのですが、9-1で絶好調のところを「変える勇気」がありませんでした。 前半終了のスコアが14-16、つまりタイムアウト後は得点3の失点6であったことを考えると、勝負師としてまだまだなんだなと反省しています。 後半浅野はスタートから三年生GKが登場して、次なるビッグウェーブが来るよう布陣を固めました。 かたや桐光学園も後半の早いうちからGKを代え反撃の芽を摘む態勢で、ゲームは前半の「激しい点の取り合い」から「手に汗握る1点の取り合い」になりました。 浅野GKが美守を連発し、速攻に持ち込み、「これを決めればまた波に乗れる」という雰囲気満々だったのですが…都合6発のノーマークシュートを桐光学園GKに阻まれ、残り3分4点差、 最後の抵抗もかわされ5点差で敗退しました。

 

 

【高三】高校総体決勝トーナメント【爽やかに引退】

決勝トーナメント

【準々決勝】法政二 47(22-12.25-14)26 浅野

ベスト4を賭けた相手は、今期県内のチャンピオン、関東大会ベスト4の法政二でした。

「ここで当たる」ことが決まってから、関東大会県予選決勝、関東大会準々決勝・準決勝での法政の戦いぶりをチーム全員で観察してきました。

見るほど「唸りたくなるほど強い」のですが、「そこで腰が引けてしまっては相手の思う壷」なので、高校生らしく積極路線で行くことにしました。

果敢に行けば行くほど、攻防回数が増え、打力で数倍上の法政の得点が伸び続け、かつてない大量失点となりましたが、浅野の得点も伸び、法政にとっても今期県内最多失点を与えることに成功し、激戦区神奈川県で、年間通じてベスト8を維持してきたことは決してまぐれではないことを証明できました。

この大会で引退となる高三は、それぞれ自身の得意プレーを思い切りぶつけて雄叫びをあげました。前々日に研修旅行から帰ってきた高二やまだユニホームに袖を通すこともない高一は、アップから試合終了まで声を張り上げて、チームを盛り上げてくれました。

結果、高三は「やり切った満足感に溢れた爽やかな笑顔での引退」となりました。

運動部の顧問として、これほど冥利に尽きることはなく、ハンドボール部員の取り組みに頭が下がる思いです。

また、1年間の活動を暖かく見守ってきてくださった保護者の皆様にも、厚くお礼申し上げます。